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健康・病気

猫の耳に黒い汚れ、かゆがるのは耳ダニ?見分け方とやさしいケア

猫の耳に黒い汚れ、かゆがるのは耳ダニ?見分け方とやさしいケア

この記事の目次

愛猫が後ろ足で耳をカシカシ、頭をブルブル。のぞいてみたら、耳の中に黒い汚れがたくさんついていた…。

「これって耳ダニ?」「どう掃除すればいいの?」と、あわてて調べている方も多いのではないでしょうか。

結論からお伝えすると、猫の耳に黒い汚れがあってかゆがるときは、耳ダニや外耳炎の可能性があります。一度、動物病院で耳の中を診てもらうと安心です。

少量でかゆみがなければ、正常な耳垢のことも。この記事では、見分け方とおうちでのやさしいケアをまとめました。

目次

結論:耳の黒い汚れ+かゆがるなら、受診して原因を確かめよう

猫の耳の黒い汚れは、正常な耳垢のこともあれば、耳ダニや炎症のサインのこともあります。見た目だけで区別するのは難しいため、判断のポイントを押さえておきましょう。

正常な耳垢と、気をつけたい耳垢

チェック項目 正常な耳垢 気をつけたい耳垢
量 少し。拭けば数日はきれい 多い。拭いてもすぐたまる
見た目 薄茶〜こげ茶で、乾いた少量の汚れ 真っ黒でボロボロ、またはベタベタ
におい ほとんどしない ツンとしたにおい、くさいにおい
猫の様子 気にしていない 耳をかく、頭を振る、耳を触られるのを嫌がる

右の列に当てはまるものが多いほど、耳ダニや外耳炎などが隠れている可能性があるとされています。

耳ダニの特徴

耳ダニは、耳の中に住みつく「ミミヒゼンダニ」という小さなダニのこと。

真っ黒で乾いた、コーヒーかすのような耳垢が大量に出て、強いかゆみを伴うのが特徴と言われています。子猫や保護されたばかりの猫によく見られ、同居の猫や犬にうつることもあります。

猫の耳が黒く汚れる、かゆがる主な原因

耳の黒い汚れとかゆみには、耳ダニのほかにもいくつかの原因があります。原因によって治療が変わるため、自己判断は避けたいところです。

原因① 耳ダニ(耳疥癬)

先ほどお伝えした通り、黒い耳垢と強いかゆみが代表的なサイン。

母猫からうつることが多く、子猫の時期に見つかることがよくあります。外に出る猫は、ほかの猫からもらうことも。

原因② マラセチア(カビの一種)による外耳炎

マラセチアは、もともと皮膚にいる酵母菌(カビの仲間)。耳の中で増えすぎると、こげ茶〜黒色のベタッとした耳垢が出て、独特のにおいがすることがあります。

アレルギーなど、ほかの病気がきっかけになる場合もあるとされています。

原因③ 細菌による外耳炎

細菌が原因の外耳炎では、黄色っぽい耳垢や膿のような汚れが出ることがあります。

耳の中が赤く腫れて、触ると痛がる子も。かゆみと痛みで、猫にとってはとてもつらい状態です。

原因④ アレルギー・耳の形

食べ物や環境へのアレルギーで、耳にかゆみが出ることもあります。

また、スコティッシュフォールドのような折れ耳の猫は、耳の中が蒸れやすく汚れがたまりやすいと言われています。

おうちでできるケアと注意点

受診とあわせて、日ごろの耳のお手入れも大切です。ただし、やりすぎは逆効果になることもあるので、やさしく控えめにを心がけましょう。

耳のチェックを習慣に

なでているついでに、耳の中をそっとのぞいてみましょう。週に1回くらいが目安です。

「汚れの量」「におい」「赤み」の3つを見るだけでも、変化に気づきやすくなります。

猫の耳はふわふわで、つい触りたくなるもの。スキンシップの時間を、健康チェックの時間にしてしまいましょう。

やさしい耳掃除のしかた

  1. ぬるま湯で湿らせたコットンやガーゼを指に巻く
  2. 見える範囲だけを、なでるように拭く
  3. 汚れが少なければ、無理に拭かなくてOK
  4. 終わったらたっぷりほめて、おやつでごほうび

健康な耳なら、頻繁な掃除は必要ないとされています。拭きすぎると、かえって耳の皮膚を傷めてしまうことも。

やってはいけないこと

  • ❌ 綿棒を耳の奥まで入れる(汚れを押し込んだり、鼓膜を傷つけたりするおそれがあります)
  • ❌ 人間用の薬やかゆみ止めを使う
  • ❌ アルコールなど刺激の強いもので拭く
  • ❌ 耳ダニかも?と思いながら、ほかの猫と同じ寝床を使わせる

耳ダニが疑われるときは、治療が終わるまで、多頭飼いの猫どうしの接触を控えると安心です。

病院へ行く目安

汚れの量やかゆみの強さ、耳の状態をあわせて判断しましょう。

判断 愛猫の様子
様子見 黒っぽい汚れが少量/においがない/耳を気にしていない/拭けば数日きれい
早めに受診 黒い耳垢が多い・すぐたまる/耳をかく、頭を振る/においがする/子猫や保護したばかりの猫
すぐ受診 かきむしって出血・傷がある/耳がぷっくり腫れている/耳から膿が出る/頭を傾けたまま・ふらつく/触ると強く痛がる

耳をかきすぎると、耳の皮の中に血がたまって腫れる「耳血腫」になることもあるとされています。耳がふくらんで見えたら、早めに相談してください。

よくある質問

猫の耳の汚れやかゆみについて、よくある疑問にお答えします。

Q. 猫の耳ダニは人にうつりますか?

耳ダニは主に猫や犬の耳に寄生するダニで、人の体で増えることはほとんどないとされています。

ただし、同居の猫や犬にはうつりやすいため、気づいたら全員の耳をチェックしてもらうと安心です。

Q. 耳ダニは市販のお薬で治せますか?

耳ダニかどうかは、耳垢を顕微鏡で調べて確認するのが一般的と言われています。

原因によって治療が異なるため、自己判断で市販品を使う前に、まずは動物病院で診てもらいましょう。

Q. 耳掃除はどれくらいの頻度ですればいい?

健康な猫なら、耳の中をチェックして汚れていたら拭く程度で十分とされています。

毎日のように汚れる場合は、何らかのトラブルが隠れているかもしれません。

まとめ

耳の黒い汚れに気づけたのは、愛猫をよく見てあげている証拠。早く気づくほど、この子のかゆみも早く楽にしてあげられます。

  • 黒い汚れが多い・かゆがる・においがあるなら、耳ダニや外耳炎の可能性
  • 原因は見た目だけでは判断しにくいので、動物病院で耳の中を確認
  • 耳掃除は見える範囲をやさしく。綿棒を奥に入れない

かゆみから解放されて、またのんびり毛づくろいする姿が見られますように。

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⚠️ 免責事項

この記事の内容は一般的な情報提供を目的としています。掲載情報は執筆時点のものであり、個々の状況によって異なります。気になる症状がある場合は、必ずかかりつけの獣医師にご相談ください。

この記事を書いた人

NECOVIA編集部

猫と暮らす人の「知りたい」に、やさしく、わかりやすく応えるために記事を届けています。公的機関などの信頼できる情報をもとに執筆しています。

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