本文へスキップ
健康・病気

猫が毛玉を吐かないのは大丈夫?今日からできるやさしい毛玉対策

猫が毛玉を吐かないのは大丈夫?今日からできるやさしい毛玉対策

この記事の目次

毎日せっせと毛づくろいをしている愛猫。「猫は毛玉を吐くもの」と聞くのに、うちの子は一度も吐いたところを見たことがない…。

「毛玉がおなかにたまっていないかな」と、ふと心配になりますよね。

結論からお伝えすると、猫が毛玉を吐かないこと自体は、多くの場合で心配いりません。飲み込んだ毛は、うんちと一緒に出ていくことが多いからです。

ただ、飲み込む毛を減らす対策をしておくと、この子のおなかはもっとラクになります。この記事では、毛玉を吐かない猫のための毛玉ケアと、注意したいサインをまとめました。

目次

結論:毛玉を吐かない猫も多い。ブラッシング中心の対策でOK

猫が毛玉を吐かないのは、珍しいことではありません。まずは、飲み込んだ毛がどうなっているのかを知っておきましょう。

飲み込んだ毛の行き先は2つ

猫の舌には、ブラシのような小さなトゲがたくさんあります。毛づくろいのたびに抜け毛がからめとられ、そのままおなかの中へ。

飲み込んだ毛は、次のどちらかの形で体の外に出るとされています。

  • うんちと一緒に出る(多くの毛はこちら)
  • 胃の中でまとまり、毛玉として吐き出す

つまり、吐かない子は「うんちで上手に出せている子」であることが多いということ。全く吐かない猫もいれば、よく吐く猫もいて、どちらも個性の範囲と言われています。

気をつけたいのは「出せていない」とき

注意したいのは、毛が体の外にうまく出せず、胃や腸にたまってしまうケース。これが「毛球症(もうきゅうしょう)」と呼ばれる状態。

毛球症が進むと、食欲が落ちたり、便秘になったりすることがあるとされています。まれに腸をふさいでしまうこともあるため、サインを知っておくと安心です。

毛玉を吐かない猫のための対策

毛玉対策の基本は、「飲み込む毛を減らす」と「スムーズに出す」の2つ。どれも今日から始められるものばかりです。

対策① ブラッシングで、飲み込む毛を減らす

いちばん効果的とされているのが、こまめなブラッシング。抜け毛を先に取ってあげることで、猫が飲み込む毛そのものを減らせます。

毛の長さ ブラッシングの目安
短毛種 週に2〜3回ほど
長毛種 できれば毎日(1日1〜2回)
換毛期(春・秋) いつもより回数を増やす

換毛期は、ブラッシングのたびに「もう1匹つくれそう」なほど毛が取れることも。猫と暮らす人なら、きっと一度は経験する光景ですよね。

ブラッシングを好きになってもらうコツ

  • 最初は、あごの下やほっぺなど、猫がなでられて喜ぶ場所から
  • 1回は数分程度、短い時間で切り上げる
  • 嫌がったら、無理せずまた今度
  • 終わったらおやつや遊びでごほうび

猫にとって、ブラッシングは「母猫になめてもらう」感覚に近いとも言われています。ゴロゴロと喉を鳴らしてくれたら大成功です。

対策② 毛玉ケアフードを取り入れる

食物繊維を多く含む「毛玉ケア」タイプのフードは、飲み込んだ毛をうんちと一緒に出しやすくすることを目的としています。

フードを替えるときは、いつものフードに少しずつ混ぜて、1週間ほどかけて切り替えるのが安心です。

対策③ 水分と運動で、おなかの流れを整える

水分が足りないと、うんちが硬くなり、毛も出にくくなります。水飲み場を複数つくる、ウェットフードを取り入れるなどの工夫がおすすめ。

また、よく遊んで体を動かすことも、腸の動きを助けるとされています。

猫草は「好きな子には」でOK

猫草は、胃を刺激して毛玉を吐きやすくすると言われています。ただし、食べるかどうかは猫によってさまざま。

吐かないタイプの子に、無理にあげる必要はありません。なお、観葉植物の中には猫にとって危険なもの(ユリ科など)もあるため、猫草以外の植物をかじらせないよう注意してください。

注意点:こんなときは毛玉ケアだけで済ませない

毛玉ケアは大切ですが、体調の変化が見られるときは、ケアだけで様子を見るのは避けましょう。

気づいてあげたいサイン

  • 吐こうとするのに、何も出てこない動作をくり返す
  • うんちが細い、量が少ない、出ない日が続く
  • 食欲が落ちてきた
  • 元気がなく、じっとしている

特に、長毛種やシニア猫、換毛期は毛がたまりやすいとされるため、うんちの様子も一緒にチェックしてみてください。

やってはいけないこと

  • ❌ 人間用の便秘薬や下剤を与える(猫にとって危険な成分が含まれることがあります)
  • ❌ 毛玉除去剤などを自己判断でたくさん与える
  • ❌ 吐こうとしている猫の口に指を入れる

病院へ行く目安

毛玉が原因かどうかは、見た目だけではわかりません。迷ったときの目安をまとめました。

判断 愛猫の様子
様子見 毛玉は吐かないが、うんちが毎日出ている/食欲・元気がある
早めに受診 うんちが2〜3日出ない/吐こうとして吐けない動作が何度もある/食欲が少し落ちた/毛玉をよく吐くようになった
すぐ受診 何度も吐く・吐こうとするのに何も出ない/丸1日以上食べない/お腹が張っている・触ると嫌がる/ぐったりしている

吐こうとして吐けない状態が続くときは、胃や腸で何かが詰まっている可能性もあるとされています。早めに相談してください。

よくある質問

毛玉と猫のおなかについて、よくある疑問にお答えします。

Q. 毛玉を吐くのと吐かないの、どちらが健康ですか?

どちらが良い・悪いということではなく、体質や毛の長さによる個性の範囲と言われています。

大切なのは、毛がうんちや毛玉として、きちんと体の外に出ているかどうかです。

Q. 毛玉を吐く頻度はどれくらいまでなら大丈夫?

月に数回程度で、吐いた後も元気なら、心配いらないことが多いとされています。

急に回数が増えた、毛玉以外のものも吐くときは、受診を考えてください。

Q. 短毛の猫にも毛玉対策は必要ですか?

短毛の猫も毛づくろいで毛を飲み込むため、ブラッシングはおすすめです。

特に換毛期は抜け毛が増えるので、いつもより少しだけ回数を増やしてあげましょう。

まとめ

毛玉を吐かないことに気づいて調べたのは、愛猫のおなかを大切に思う気持ちから。その気持ちが、毎日のケアにつながります。

  • 毛玉を吐かなくても、うんちで出せていれば多くの場合は心配なし
  • 対策はブラッシングが基本。毛玉ケアフード・水分・運動もプラス
  • 吐けない動作・便が出ない・食欲低下があれば早めに受診

ブラッシングの時間が、この子とのしあわせなスキンシップになりますように。

▶ 関連記事:

⚠️ 免責事項

この記事の内容は一般的な情報提供を目的としています。掲載情報は執筆時点のものであり、個々の状況によって異なります。気になる症状がある場合は、必ずかかりつけの獣医師にご相談ください。

この記事を書いた人

NECOVIA編集部

猫と暮らす人の「知りたい」に、やさしく、わかりやすく応えるために記事を届けています。公的機関などの信頼できる情報をもとに執筆しています。

NECOVIAについて

この記事が役に立ったら、猫好きさんにシェアしてね

ポスト LINE

Amazonのアソシエイトとして、NECOVIAは適格販売により収入を得ています。